特集

モータや電装品に、きれいな電気を送る。 安全で快適なドライブと、地球環境に貢献!

自動車用コンデンサ

シヅキが1954年からつくり続けている「自動車用コンデンサ」。自動車の各部で電子制御化が進むなか、電気を最適なかたちに整えるコンデンサは、安全で快適なドライブを支えてきました。エコカーとして需要が高まる「電気自動車」のなかでも、シヅキのコンデンサが活躍しています。

自動車用コンデンサの3つの役割

自動車用コンデンサの役割は、大きく3つに分かれます。これまでのガソリン車やディーゼル車では「電気ノイズの除去」を、さらにエコカーであるEV(電気自動車)や、HEV(ハイブリッド自動車)、PHEV(プラグイン・ハイブリッド自動車)などでは、「電気ノイズの除去」に加えて、「インバータの平滑用」「コンバータのフィルタ用」としても活用されています。

①電装品のノイズを取り除く!

雑音防止用コンデンサ

ワイパーやパワーウインド、発電機など、自動車に搭載されている電装品からは「電気ノイズ」が発生します。コンデンサの「直流は通さず、交流は通す」性質を利用し、電気ノイズを低減させて、外部への流出を最低限に抑えています。

②安定したモータ駆動を支える!

インバータの平滑用コンデンサ

エコカーには、駆動用のモータが搭載されています。そのモータにも、コンデンサが活躍。モータの出力を制御する「インバータ」のなかで、電圧の変動をコントロールし、安定したモータ駆動を実現しています。
※ハイブリッド自動車(HEV)は、エンジンとモータの2つの動力で走行します。

③安定した電気を供給する!

コンバータのフィルタ用コンデンサ

電装品の電源にも、シヅキのコンデンサが使われています。バッテリーから受けた電圧を、それぞれの電装品に合わせて変換する「コンバータ」。コンデンサは、「コンバータ」の電圧入力側・出力側それぞれに搭載され、安定した電気を送るフィルタの役割を担っています。


 ※この記事は、当社株主通信(第89期 報告書 2017年6月発行)に掲載した記事を一部変更し、掲載しています。

  2020年7月掲載