カーボンニュートラルの実現へ、
そして、より良い未来へ向かって
みんなで動き出すために。
電気エネルギーをマネジメントする技術を
日々磨いてきたシヅキから、
新しいチャレンジが始まります。
そのひとつが、
電気自動車のバッテリーに蓄えられた
大容量の電気を、
工場稼働時のピーク電力カットや
災害のときの非常電源として活用する、
シヅキ発のV2X「EXCEV(エクシーブ)」。
電気自動車を、
工場のもうひとつの電源として活かし、
新しい価値を生み出していく。
これから電気自動車の普及が進むほど、
そこに流れる電気はきっと、
電力インフラを支え、未来を動かす
大きな力になっていきます。
01
エネルギーの高騰に直面する、ものづくりの現場。でも私たちは、時代の変化にあわせ、考え方や視点を変えていくことができます。たとえば、工場の駐車場に停まっている電気自動車が、ピーク電力のカットに一役買ってくれるかもしれません。EXCEVは電気自動車に蓄電された電気を活かして工場内の電力ピークを抑え、電気料金の低減をサポートします。
02
災害のなかで、迎える夜。電気が使えなければ、不安はいっそう募ります。その時、避難のために乗ってきた電気自動車が、避難所での非常用電源になってくれるかもしれません。EXCEVがあれば、電気自動車に搭載された蓄電池から電気を取り出し、停電時にも建物内の照明や空調、通信機器の充電などに電力を供給することができます。
03
充電だけでなく放電機能もそなえたEXCEVは、電気自動車の大容量バッテリーから、いつでも電気を取り出すことができます。電気自動車を工場や施設のもうひとつの電源として活かし、新しい電力マネジメントのかたちを創っていきます。
「2035年までに新車販売の電動車率100%を実現する」という方針を掲げる日本では、電気自動車の販売台数がこれから加速度的に増加していくと見込まれます。1台当たりの電気自動車で賄える電力は20〜70kwh。EXCEVでその電力に新たな活用の道を拓くことで、電気自動車は“動く電源”として役割をさらに広げ、電力インフラを支える心強い存在になっていくと考えられます。
国内EV・PHEV販売台数(実績&予測)
出典元:(株)富士経済「2023年版HEV,EV関連市場調査」を
もとに当社が作成
定格出力
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9kW |
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入力電圧
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3Φ3W200V(±15%) |
周波数
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50Hz/60Hz |
定格出力電圧
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DC400V(最大DC450V) |
サイズ
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H2200mm×W515mm×D650mm |
保護等級
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IP44 |
※実証モデルのため、製品化の際に変更となる可能性があります
CASE
01
たとえば、デパートやショッピングモールの駐車場にEXCEVとEV専用スペースを設置。会員登録した人だけが利用できるスペースとすることで、専用の入り口からスムーズに駐車できたり、一定の電力を車両から施設へ供給することで駐車料金を無料にできたり。お客さまにメリットを提供するとともに、施設側もピークカットなどによる電気代の削減につながります。
CASE
02
たとえば、従業員用の駐車場にEXCEVを設置。通勤に使用している自家用車を停めてもらい、家で充電してきた電力を事業所に供給。事業所稼働時のピークカットなどに活用する代わりに、手当などで供給電力に応じた金額を支給したり、社屋の近くに屋根付きの駐車スペースを用意するなどの優遇措置をはかることで、従業員と事業所、双方にメリットが生まれます。
EXCEV(エクシーブ)は“交換”を
意味する「Exchange」という言葉と、
電気自動車の略称である「EV」を
掛け合わせた造語です。
充電・放電によって自在に電気を変換し、
新しい価値へと換えていく。
その使命を製品名に託しました。
電気が双方向かつ自由に行き交う様子を、
3つの矢印で構成された
躍動感のあるマークで表現しました。
右に向かってひらかれた形状により、
電気を動かすことでエネルギー課題を解決し、
新しい未来を広げていく姿勢をシンボル化。
鋭くエッジを利かせたフォルムにより、
先進性と推進力、
未来を見据えた力強い意志を表しました。
カーボンニュートラルの実現という
大きなゴールへ到達するには、
電気をつくる側だけでなく、
使う側のアクションも欠かせません。
私たちシヅキは、
電気をより良く使う技術と向き合いつづけてきた
「電力マネジメント」のスペシャリスト集団。
その基盤のうえに新たなチャレンジを重ね、
同じゴールをめざす皆さまとともに、
電気を動かし、
未来を動かしていきます。