シヅキについて
次期 中期経営計画 第Ⅱ期について
指月グループは、次期中期経営計画第Ⅱ期(2022年度~2024年度)の概要を策定しました。2019年度にスタートした「長期経営ビジョン―10年後の指月グループのあるべき姿―」の実現に向けて、果敢に取り組んでまいります。なお、経営指標や各重点事業の詳細情報につきましては、2021年内に公表する予定です。
2021年6月
1.中期経営計画 第Ⅱ期のテーマ
中期経営計画 第Ⅱ期のテーマは「新たなステージへの挑戦」です。この新たなステージにおいて、第Ⅰ期で注力してきた「基盤強化」をもとに、「受注拡大」を図るステージと位置付け、事業成長に向けた攻めの経営を推進してまいります。また、事業推進の軸を、
1.パワーエレクトロニクスの進化に応え、フィルムコンデンサ事業のシェア拡大を目指す。
2.エネルギーマネジメントの新たなニーズに応え、電力・環境省エネ分野での新事業の創出に挑戦する。
とし、積極果敢に活動してまいります。
2.中期経営計画 第Ⅱ期の概要
2022年度から2024年度の3年間を期間とする第Ⅱ期では、パワーエレクトロニクスの普及に貢献するため事業拡大を強力に推進します。また、エネルギーマネジメントのニーズの高まりを見据え、製品の機能拡張や市場開拓に挑みます。連結売上高とセグメント別の売上高は下図の通りです。
3.中期経営計画 第Ⅰ期から第Ⅱ期の売上高推移
第Ⅰ期のスタートである2019年度からの売上高推移です。2020年度はコロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、産業機器、電力機器を中心に需要が大幅に減少しました。2021年度以降は、新規事業の創出やシェアアップを図り、再び、成長モードへ移行させます。
4.中期経営計画 第Ⅱ期の重点事業
第Ⅰ期は、「産業機器」「自動車機器(xEV)」「電力機器(力率・品質改善)」「環境・省エネ機器」を重点事業として取り組んでおります。第Ⅱ期では、「電力機器(力率・品質改善)」「環境・省エネ機器」を統合し、「産業機器」「自動車機器(xEV)」「電力・環境省エネ」の3つを重点事業とします。
この「電力・環境省エネ」事業については、「電力システム改革」「2050年カーボンニュートラル宣言」などに代表されるように、電力供給や環境に対する市場の要求が大きく変わりつつある中で、私たちメーカーに対しては、より広い視野とより速いスピードが求められています。事業として骨太の体制をつくり、この環境変化をチャンスに変え、事業拡大を目指してまいります。
5.シヅキが実現する社会のニーズ
私たちシヅキが挑戦する社会のニーズは、「電気をつくる」から「その電気を使う」までのあらゆるシーンで求められている「効率化」、いわゆる「電気エネルギーのマネジメント」を支えていくことと考えています。
下図は、シヅキが社会貢献している技術の一部です。
発電では、太陽光発電や、今後、拡大が予測されている洋上風力発電において欠かせない商用電力への変換、電力の安定化に用いられる“インバータ装置”の重要部品として、当社のコンデンサが必要とされています。
送電では、送電ロスを低減する直流送電や、電力の平準化に有効な周波数変換装置と呼ばれる超大型装置にも、コンデンサが採用されています。
電力の有効活用のため、さらにその重要性を増している蓄電においては、蓄電装置や回生システム装置、また、これらに使用されるコンデンサを供給しています。
安心して電気を使うために、その品質を守る対策も重要です。「蓄電技術」「コンデンサ技術」を活用し、瞬間的な電圧低下を補償する「瞬低補償装置」や、ノイズ、高調波などの電気の乱れを抑制する装置を提供しています。
需要家に電気を届ける受配電においては、長年ご愛顧頂いている受配電ロスの低減を目的とした進相機器に加え、V2X(Vehicle to X)といった電気自動車の蓄電能力を活用する装置の開発も進めています。
利用の部分においては、自動車や電鉄車両、モータドライブ装置などの駆動インバータに必須となるコンデンサの進化を進め、日本のみならず世界中で広くご利用いいただいております。
6.中期経営計画 第Ⅱ期 ESGの取り組み
指月グループは、事業推進をとおして環境や社会に関わる課題解決を目指すとともに、SDGsの達成に向けたESG経営を推進し、持続的成長と企業価値の向上を実現します。
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