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低濃度PCB混入の疑いについての見解

1.PCBとは…

PCBとは、ポリ塩化ビフェニル類の略で塩素を含む有機化合物の一種です。

不燃性で絶縁性の高い等の特性を有することから火災の危険性の多い場所(発電所・地下設備等)のトランスやコンデンサの「燃えない」絶縁油として重宝されました。その他各種化学工業や食品工業の加熱、冷却工程の熱媒体、塗料やノンカーボン紙の溶剤、農薬の効力延長剤等に使用されていましたがその毒性が問題となり、1974年に製造、輸入、使用が法令(科学物質審査規制法)で原則禁止されました。

2.低濃度PCB混入に関する見解

1)一部のコンデンサに微量のPCBが検出された原因については、(社)日本電機工業会(JEMA)がまとめた電気機器メーカー各社の調査結果でも、当社同様の原因が推定されています。(詳細は、下記「関連リンク先」を参照ください。)

2)(社)日本電機工業会(JEMA)や国のPCB汚染物対策検討委員会等がまとめたサンプリング調査の結果において、1989年以前に製造した鉱物油使用製品、および1990年以前に製造した合成油使用製品につきましては、低濃度PCB混入の疑いがありますので、この年代以前の製品については、PCB有無の確認(油の分析)をお願いします。なお、PCBが検出された場合には、行政へ届け出を行い、指示に従ったお取り扱いをお願いします。

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