コンデンサの低圧設置で、よりもっと効果的にしませんか?

コンデンサの低圧設置で、よりもっと効果的にしませんか?

低圧側と高圧側の設置の違い

コンデンサの設置位置が変わるだけで、受ける影響や効果が変わります。

進相コンデンサ設備の低圧側設置と高圧側設置の総合比較 優位

No. 項目 低圧側に設置した場合 高圧側に設置した場合
1 高調波対策 配電系統インピーダンスとの
共振現象
○ ほとんどなし △ 可能性あり
配電系統への高調波電流流出の低減 ◎ 可能 効果大 ○ 効果小
配電系統電圧歪みによる
コンデンサ設備への障害
○ 受電用Trによりリアクタンスが
増加するためリスク小
× 低圧よりリスク大
2 省エネ効果 電力会社の配電線路及び配電設備 ○ あり ○ あり
需要家の受変電設備への効果 ○ あり × なし
変圧器容量の低減 △ 場合により可能 × 不可
変圧器損失の低減 ○ 可能 × 不可
3 経済効果 オイルレス化 ○ 低圧機器(乾式)を使用する
オイルレス容易(安価)
△ モールド機器を
使用するため高価
設備費 △ パンク数が少ない場合に有利 ○ 標準
4 保守性 コンデンサ故障に対する保護 ◎ 容易・確実 ○ 確実
力率調整用開閉器の寿命 ◎ 長い(約20万回) × 短い(10万回以下)
5 その他 設備スペース ほぼ同等 ほぼ同等

低圧メリット ①損失低減のため

①線路損失・変圧器損失の低減が可能です

力率改善効果は、進相コンデンサの設置位置よりも上位(電源側)の部分にあたります。
低圧側に設置することで力率改善される範囲が長くなり、変圧器や低圧側配電線路の損失低減効果があります。

低圧メリット ②高調波流出抑制のため

②自構内で発生する高調波電流を吸収し、配電系統への高調波の流出を抑制します

高圧側に進相コンデンサを設置しても負荷から発生する高調波電流を吸収できる比率は低く、その大部分は配電系統へ流出してしまいます。
低圧側に設置することで高調波を吸収する比率を高めることができます。

低圧メリット ③コンデンサ故障軽減のため

③高圧側配電系統から流入する高調波障害から守られ、コンデンサ故障の可能性を軽減します

高圧側に進相コンデンサを設置すると、配電系統から流入する高調波障害の影響を直接受けやすいという欠点があります。
低圧側に設置することで、変圧器が防波堤となり、進相コンデンサが影響を受けにくくなります。

シヅキならではの低圧設置メリット

さらに!シヅキなら省スペースを可能にします

低圧進相コンデンサにリアクトルを内蔵した、LB3-S形、V-PAC形でスペースを有効活用できます。
コンデンサ回路に直列リアクトルを設置することが義務化されたが、リアクトルを追加で設置するスペースがない…
というお客様からのお問合せが増えています!


  • JIS規格、JEAC規格(内線規程、高圧受電設備規程)でコンデンサ回路に直列リアクトルを設置することが義務化されました。
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負荷を増設したいが、トランスに余裕がない…

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  • 効果
    受配電設備の余裕 及び 変圧器損失の低減。

  • メリット
    ①大容量の集合形となるので、μFあたりの価格が安い。
    ②同一場所の設置のためメンテナンスが容易。
    ③コンデンサの稼働率が良い。

  • デメリット
    ①軽負荷時に切る開閉器が必要。
    ②軽負荷時に投入される場合は直列リアクトルが必要。
    ③大容量集合形であるため負荷変動に応動出来ない。

コンデンサの設置効果はその位置によって変わりますので、負荷状況と合わせてご検討ください。

低圧側の配電線路全体にまで、電力損失を改善したい…

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  • 効果
    電力損失低減 及び 電圧降下の減少。

  • メリット
    ①負荷の開閉器を兼用すれば、開閉器は不要。
    ②最も理想的な改善の効果がある。

  • デメリット
    ①μFあたりの価格が高い。
    ②コンデンサの数が多い。
    ③コンデンサの稼働率が悪い。

コンデンサの設置効果はその位置によって変わりますので、負荷状況と合わせてご検討ください。

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コンデンサ低圧設置のメリット
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低圧設置のメリット

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