コンデンサ・リアクトルの使用状態
コンデンサ、リアクトルをはじめとする電力機器の使用状態が標準使用状態になく、特殊使用状態に該当する場合は、その旨を必ず当社までご連絡ください。なお、「標準使用状態」「特殊使用状態」とは、下記のとおりです。
標準使用状態
最高周囲温度
■高 圧 (単位:℃)
温度種別 | 最高周囲温度 | 24時間平均の最高温度 | 1年間平均の最高温度 |
A | 40 | 35 | 25 |
B | 50 | 45 | 35 |
■低 圧 (単位:℃)
品 種 | 最高周囲温度 | 24時間平均の最高温度 | 1年間平均の最高温度 |
一般品 | 45 | 35 | 25 |
特殊品(窒素ガス封入式など) | 50 | 45 | 35 |
注記1.温度種別Aは主として屋外使用のものに適用し、閉鎖配電盤内で使用する場合は、温度種別Bを適用
するのがよい。
注記2.コンデンサを設置すると周囲温度に影響を与える場合には、その冷却空気温度は、この表の値より
5℃を超過しないようにするのが望ましい。
最低周囲温度
高圧:-20℃または-5℃とする。
低圧:-25℃または-5℃とする。
なお、最低周囲温度-5℃は、主として屋内使用のものに適用する。
相対湿度
屋内使用時の相対湿度は、85%以下とする。
標 高
高圧:1000m以下とする。
低圧:2000m以下とする。
特殊使用状態
1.急激な温度変化を受ける頻度の高い場所で使用する場合。
2.著しい潮風を受ける場所で使用する場合。
3.著しい湿潤の場所で使用する場合。
4.過度のじんあいのある場所で使用する場合。
5.爆発性、可燃性、腐食性及びその他有害ガスのある場所、または同ガスの襲来のおそれのある場所で
使用する場合。
6.異常な振動または衝撃を受ける場所で使用する場合。
7.水蒸気または油蒸気中で使用する場合。
8.その他の特殊な条件化で使用する場合。