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瞬低補償装置 よくあるご質問(FAQ)

瞬低補償装置の導入前にお問い合わせの多い「容量選定」「補償時間」「運転」「保守・故障」については、こちらをご参照ください。

中容量VBシリーズ | 小容量SBシリーズ

 

中容量VBシリーズ

容量選定
定格容量の選定はどのように行ったらよいか。実負荷容量の最大値(kVA)に1.2以上の余裕をもたせ、装置ラインアップより選定ください。
 <例>200V級(30・50・75・100・150・200kVA)、
    400V級(30・50・75・100・150・200・300kVA)
    になります。
標準仕様の補償時間は1秒です。補償時間15秒まで対応可能です。15秒を超える場合はご照会ください。
小容量機による負荷分散対策と中容量機による負荷一括対策のどちらを選定すべきか。負荷全体の中で対象負荷の占める割合が小さければ、重要負荷のみ個別に分散対策するほうが経済的です。
一方、半導体生産設備のように大部分が重要負荷の場合は、中容量一括対策の方が経済的で管理も容易となります。また、設置スペースも節約できます。
補償時間
瞬低対策を行いたいが補償時間をどのように選定すればよいか。ほとんどの瞬低は1秒未満のため、標準仕様を推奨致します。負荷のバックアップや安全停止など、お客様の使用用途に合わせて検討ください。
停電対策まで行いたいがどのようにすればよいか。瞬低対策及び常用予備の受電切換を組合せることにより、実用上瞬低・停電対策まで可能となります。この場合、蓄電器の増設による補償時間の延長(オプション)が必要です。
負荷力率1で補償時間1秒確保するにはどうすればよいか。標準仕様より蓄電器を増設(オプション)すれば可能です。
運転
装置の運転状態はどのようにして確認できるか。日常的には、状態監視灯の確認により行います。LCD画面で発生時刻や各部動作状況の履歴を確認できます。
サージ電圧対策はどのようにしているか。装置内部の要所にサージ吸収基板及び避雷器を設置し、外来サージの侵入等による過電圧を抑制し、機器を保護しています。
充電時間はどのくらい必要か。定格1秒補償後の再充電は約60秒で行います。
保守・故障
試運転調整や保守は誰がどのように行うのか。試運転調整は、弊社の作業員が現地に赴き行います。保守は原則弊社の作業員により実施させていただきます。
SB、SBラックに試運転調整はありません。保守もお客様から依頼がある場合を除き、実施していません。
装置が故障した場合はどのようになるか。瞬低待機状態からサイリスタを介した直送送電となり負荷への送電は継続されます。同時に故障信号が外送出力されます。履歴は装置正面のLCD画面で確認できます。
交換部品にはどのようなものがあるか。5年目にエアフィルタ、10年目に冷却ファンや基板などの交換が必要です。
部品交換の際、停電は必要か。原則として停電は不要です。保守時は、装置内蔵のバイパス回路を介して送電を継続します。ただし、保守内容によっては停電が必要な場合もありますので詳細はご照会ください。なお、バイパス送電中は補償動作しないため作業は瞬低の少ない時期に実施をお勧めします。

 

小容量SBシリーズ

容量選定
定格容量の選定はどのように行ったらよいか。実負荷容量の最大値(kVA)に1.2以上余裕をもたせ、装置ラインアップより選定ください。
<例>三相200V級(7.5・10・15・20・30kVA)になります。
標準仕様の補償時間は0.3秒~1秒です。補償時間2秒まで対応可能です。
2秒を超える場合はご照会ください。
小容量機による負荷分散対策と中容量機による負荷一括対策のどちらを選定すべきか。負荷全体の中で対象負荷の占める割合が小さければ、重要負荷のみ個別に分散対策するほうが経済的です。一方、半導体生産設備のように大部分が重要負荷なら中容量一括対策の方が経済的で管理も容易となります。また、設置スペースも節約できます。
補償時間
瞬低対策を行いたいが補償時間をどのように選定すればよいか。ほとんどの瞬低は1秒未満のため、標準仕様を推奨致します。負荷のバックアップや安全停止など、お客様の使用用途に合わせて検討ください。
停電対策まで行いたいがどのようにすればよいか。瞬低対策及び常用予備の受電切換を組合せることにより、実用上瞬低・停電対策まで可能となります。この場合、蓄電器の増設による補償時間の延長(オプション)が必要です。SBは最長1秒まで延長できます。SBラック1.2kVA品は最長3秒まで延長できます。
負荷力率1で補償時間1秒確保するにはどうすればよいか。標準仕様より蓄電器を増設(オプション)すれば可能です。
運転
装置の運転状態はどのようにして確認できるか。日常的には、状態監視灯の確認により行います。SBはLCD画面で発生時刻や動作履歴を確認できます。SBラックは7セグで動作履歴を確認できます。
サージ電圧対策はどのようにしているか。装置内部の要所にサージ吸収基板及び避雷器を設置し、外来サージの侵入等による過電圧を抑制し、機器を保護しています。
充電時間はどのくらい必要か。充電は約60秒で行います。
保守・故障
試運転調整や保守は誰がどのように行うのか。試運転調整はありません。保守もお客様より依頼がある場合を除き実施していません。
装置が故障した場合はどのようになるか。瞬低待機状態からサイリスタを介した直送送電となり負荷への送電は継続されます。同時に故障信号が外送出力されます。履歴は装置正面の画面で確認できます。
交換部品にはどのようなものがあるか。ありません。何かあった場合は装置の交換となります。